女子バスケット日本代表として東京オリンピックに続き、パリオリンピックでの活躍が期待されてい
る馬瓜エブリン(まうり えぶりん)選手。
バスケット技術はもちろんですが、明るい性格や頭の回転の速さでコートの外でも話題となっています。
東京オリンピック後に取った1年間の休養期間は単に休んでいただけではなさそうです。
馬瓜エブリン選手は、アスリートとしての人生を真剣に考え、新しい生き方を切り開くフロンティアとなっていくかもしれません。
この記事ではそんな馬瓜エブリン選手の
- ご両親の出身地、14歳での帰化への想い
- 兄弟やこれまでの経歴
についてまとめました。
馬瓜エブリンの両親はガーナ人!14歳で家族で帰化
馬瓜エブリン選手はご両親ともにガーナ人。ハーフではありません。
馬瓜エブリン選手は産まれた時の国籍はガーナでした。
ご両親は馬瓜エブリン選手が生まれる前にガーナから日本に移住されたそうです。
ガーナでエンジニアをやっていたお父さんが、日本でエンジニア技術を学びたいと思われたとか。
立派ですね。今から30年ほど前は、アフリカから日本にやってこようという方はそんなにいなかったと思います。
とても向上心のあるお父さんなんでしょうね。
馬瓜エブリン選手の前向きで意識の高いところはお父さん譲りなのかもしれません。
現在お父さんは愛知県豊橋市で自動車エンジニアとして働いているそうです。
愛知県豊橋と言えばトヨタ自動車です。工場もいくつもあるので、もしかするとトヨタの関連会社で働いているのかもしれませんね。
14歳で帰化してくれた両親への想い
小学4年生からバスケットボールを始めた馬瓜エブリン選手。
中学生でU-16の日本代表に選ばれたため、日本国籍にしないと代表になれません。
それで家族で日本に帰化することになりました。
日本で生まれ育った馬瓜エブリン選手、妹の馬瓜ステファニー選手にとっては日本語は問題ないですよね。
でも、日本語は話せるけれど漢字の読み書きが不慣れなご両親は、仕事あと一生懸命日本語の勉強をされ日本国籍を取得されたとのこと。
ご両親が母国ガーナの国籍を捨て日本に帰化してくれたそのおかげで、自分は日本代表として今があると、馬瓜エブリン選手はご両親にとても感謝されています。
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馬瓜エブリンの兄弟は?
馬瓜エブリン選手には4歳年下の妹ステファニーさんがいます。
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ステファニーさんの馬瓜エブリン選手と同じ女子バスケ日本代表選手です。
姉妹で日本代表って凄いですね。
2人ともPFですが、プレイスタイルは真逆のようです。
ドライブでシュートに切り込むスピード感と圧倒的な攻撃力が持ち味の馬瓜エブリン。
腕の長さを生かしたシュートやリバウンド、またここぞというときの器用なプレイが光る馬瓜ステファニー。
2人のプレイスタイルは、子供の頃からの関係からも現れているような気がします。
子供の頃、容姿の違いから辛い思いをすることがよくあったようです。
「両親がガーナから移住して、日本に定住したんです。両親とも日本人ではないので、お互い、小さい頃はいろいろありました。姉妹で話し合う事はなかったですが、身近で見てきたので、妹がいじめられていたら自分が飛んでいく、という事もありましたね」
https://www.projectdesign.jp/201910
姉としていつも妹を守ってきたようです。そのパワーは今のプレイそのままだと思います。
もちろん、2人はとっても仲良し♡
絶対パリで大活躍してください!!
馬瓜エブリンの経歴は
バスケットを始めたきっかけ
NBAが好きなお父さんの影響で小さい時からテレビでバスケットを見ていた馬瓜エブリン選手。
水泳、ピアノを習っていたのですが、小学4年生から地元の東郷Beeミニバスケットボールクラブに加入し、バスケットを始めます。
その頃は楽しくプレイすることが目的だったようです。
中学時代に日本代表
中学は東郷町立東郷中学校。
バスケットボール部でしたが、全国大会にいくようなレベルではなかったそうです。
しかし、14歳で身長が180㎝あった馬瓜エブリン選手はU-16日本代表に選ばれます。
強豪校ではなかったのに選ばれるって凄いですね!
ここで日本代表になるために日本に帰化したのです。
高校時代は強豪校へ
高校はバスケの強豪校、名古屋市立桜花学園高等学校に進学。
桜花学園に進学を決めたのは、バスケ部監督井上監督のお誘いがあったからだそう。
井上監督は小学5年生の時の、ミニバス時代の馬瓜エブリン選手を観ていたのです。
監督も5年間じっと待っていたんですね(笑)
今までの「楽しい」バスケから「勝ちにいく」バスケに変わったわけですから大変だったのではと思います。
実際、1年生の時体育館から脱走したそうです。それはそうですよね。
小学校時代から全国レベルでやっていたならその延長上での練習でしょうが、これはギャップが大きすぎます。
でも馬瓜エブリン選手はエースとして活躍。
インターハイ、国体、ウインターカップとすべて優勝、高校三冠を達成しています。
素晴らしいです結果を残していますね。
入学当初はバスケを辞めたいと思うくらい、逃げ出したいくらい練習がきつかった馬瓜エブリン選手。
練習をすることで上達することの楽しさうれしさを知ったこと、井上監督と何度も話し合ったことから、バスケを続けられ結果も出せたと話しているんです。
”続けることで上達する。上達すると楽しくなる”
これはどんなことにも言えることですね。
現在は
高校卒業後は、アイシン・エィ・ダブリュ・ウィングス(現在はアイシン)に加入。
2017年22歳の時に、トヨタ自動車アンテロープスに移籍。
Wリーグ 2020‐2021、2021‐2022シーズン優勝。
2021年東京オリンピックの日本代表として、銀メダル獲得に貢献しました。
その後1年間の休養期間を経て、2023年6月にデンソーアイリスに加入しています。
馬瓜エブリン選手の凄いところは、これだけではありません。
2022年10月からワタナベエンターテインメントに所属し、タレントとしてバラエティー番組でも底抜けの明るさ、機転の速さで注目されているんです。
そして、2023年から起業家としての顔も。
Circle Of Life 株式会社、LAUNDRY JAPAN 合同会社と二つの会社の代表となっています。
”アスリートは儚い”という想いがあったようで、引退後の生活基盤を広げるために現役の間に『女子バスケ選手の多様な活動スタイルを見出す』ことを目的としています。
自分だけのことではなく、バスケ界全体の将来のために現役ピークのうちから動くって凄いエネルギーだと思います。
小さなころから多くの困難を乗り越えてきた馬瓜エブリン選手だからこそ、深く大きな想いで行動しているように感じます。
まとめ
女子バスケット日本代表の馬瓜エブリン選手はガーナ人の両親を持ち、日本で生まれ育ちました。
様々な想いを体験しながら、現在はバスケ選手としてだけでなく、自分の可能性を広げるためにタレント、起業家として活躍しています。
「エブリンだよ!」と元気な声で私たちにハッピーを与えてくれる馬瓜エブリン選手は、パリオリンピックでも大活躍してくれることと思います。
これからの馬瓜エブリン選手に超期待です!!
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