「わたがしペア」という愛称で親しまれる東野有紗選手と渡辺勇大選手のペアは、日本バドミントン界に旋風を巻き起こしています。
息の合ったコンビネーションと圧倒的な技術で、国内外の大会で数々の優勝を飾り、東京オリンピックでは銅メダルを獲得しました。
2024年パリ五輪での金メダル獲得も期待される、今最も注目を集めるバドミントンペアと言えるでしょう。
今日はそんな「わたがしペア」について、二人の関係性や結成のきっかけなど気になる事柄をまとめてみたいと思います。
「わたがしペア」名前の「がし」の由来は?
バドミントンのペアの名前が「わたがしペア」?名前の由来が気になりますねぇ。
「わたがし」ってメチャクチャ甘くて可愛い響きです。
ペアの愛称はお互いの苗字や名前から愛称がつけられているのが多く見受けられます。
確かにバドミントンでは過去に塩田玲子さん、小椋久美子さんの「オグシオペア」がいましたね。
渡辺勇大選手と東野有紗選手も結成当初から愛称で呼ばれていたようで、その愛称も「わたがしペア」「わたひがペア」と2つ存在していたとのことです。
2つの相性が存在していることから、公式ペア名を決定すると評したYoutubeのインタビューで「わたがしペア」をオフィシャルに採用したことで、本人たち公認のペア名称が決まったとのことです。
ちなみに「わたがしペア」の「がし」はどこから来たものなの?という疑問に思う方もいるようです。
「がし」は東野有紗選手の苗字の「ひがしの」から付いてますので、もし周りのかたで疑問に思っている方がいらっしゃいましたら教えてあげてくださいね。
「わたがしペア」の気になる関係は?
東野有紗選手と渡辺勇大選手はペアを結成して2024年で13年目になりました。
このペア歴の長さは非常に珍しく、バトミントンのペア上位チームの中でもペア歴の長さは一番との事です。
「わたがしペア」本当の関係は?
さてそんなわたがしペアですが二人の関係性はどのようなものなのでしょうか?
わたがしペアが初めて会ったのは中学生の時で、東野有紗選手の方が1学年上になります。
そのため、現在でも二人の呼び方は「勇大君」「先輩」と呼び合う関係だそうです。
競技の外ではお互いの誕生日はもちろん、バレンタインや優勝した時などプレゼントを送りあうそうですよ!
びっくりですね!普通の恋人同士並みのまめさです(笑)
それにしても、13年目というペア歴の長さは本当に驚きです。
こんなに長くいるとお互いどんな存在なのか聞いてみたいですね。
しかし驚きなのは13年もペアを組んでいるのにお互いのプライベートはまったく知らないとのこと。
そんな事ってあるんでしょうか??
プライベートはお互い語らない!!など二人の関係性を保つためのルールがあるのか?
それとも相手のプライベートに踏み込まないなど、それぞれの中で決めごとがあるのか?
真相はわかりませんが、13年のペア歴を保つには何かしらの工夫が必要なのかもしれません。
わたがしペアはスタートこそ好調な走り出しを見せましたが、2018年はなかなか試合で結果に結びつかない時期に突入しました。
そんな時に日本代表コーチに就任したジェレミー・ガン氏に「コミュニケーション」の大切さを教えられ、とにかくその教えを実践したとのことです。
具体的にどのような方法でコミュニケーションをとったのかというと、
・ひたすら会話する
この事を実践したことにより徐々に効果が現れ、その年の全英オープンで優勝という輝かしい実績を残しました。
確かに東京オリンピックでも試合中に言葉をかわすシーンや、試合終了後のハグなどよく見られました。
この東京オリンピックのハグに関しては次項で詳しく解説しますね。
まとめると、わたがしペアはペアを組んで13年目になりますが、非常に良好な関係を築いており、ある一定の距離を保ちながらトッププレーヤーとしてのスタイルを確立している様に感じました。
そして試合中や試合後などで垣間見る2人のやり取りや仕草などで、非常に仲のよい印象に思えます。
これからも仲良しのわたがしペアを見続けたいですね。
「わたがしペア」ラブラブで話題のハグ!
東野有紗選手と渡辺勇大選手は試合に勝利した後のハグについて、たびたび注目が集まることがあります。
特に注目度が大きかったのは、東京オリンピックで三位決定戦に勝利した後のハグはとても印象的でした。
日本史上初となる混合ダブルスでの銅メダルが掛かった一戦を制した興奮もあったのでしょうが、勝利をもぎ取った瞬間の二人の熱いハグは映画のワンシーンを見ているようでした。
ハグだけでなく、渡辺選手が東野選手の頭をポンポンってした時は、まさに!映画でしたね!!
後日、このハグについて問われたはわたがしペアは
渡辺勇大選手
「嬉しすぎてあまり興奮して覚えてないんですけど、皆さんに言っていただいているように、かなり熱い抱擁だったなと自分で(映像を)見てビックリしてます」東野有紗選手
「キュンとしました」
と語っています。
ハグシーンを見てもラブラブ過ぎて恋人ではないかと勘違いしてしまうくらいです。
東京オリンピックでのハグが「素敵すぎる」と話題になり、東野有紗選手と渡辺勇大選手、そして「わたがしペア」という名前が一気に広まりました。
さてこのハグ以降、わたがしペアは付き合っているのでは??なんて憶測や推測が世間に広まりましたが、皆さんご存じの通り付き合っているという事実は公表されておりません。
非常にお似合いの二人なので、ファンじゃなくても付き合ってて欲しいなんて感情が沸いてしまうのも良くわかります。
ちなみに二人は「恋愛感情はないのか?」と結構ストレートな記者の質問にたいして
渡辺勇大選手:お互い大切なパートナーですが、今のところ恋愛感情には至っていない
でももしかしたら。。。これからあるかもしれませんよ。。。
東野有紗選手:ふふふ、そうですね
と答えていることから、完全否定ではなく思わせぶりな回答をされてますね。
今後もしかしたら結婚報告。。なんて事もあるかもしれません。
いろいろな面で期待させてくれるわたがしペアに今後も注目していきましょう。
「わたがしペア」の結成のきっかけは?
東京都出身の渡辺勇大選手と北海道出身の東野有紗選手が初めてペアを組んだのは中学生の時でした。
バドミントンの強豪富岡一中に進んだ県外出身者同士の二人は、2012年にインドネシアで開かれたジュニアの国際大会で初めてペアを組むことになります。
決まったペアのいない東野有紗選手と、腰のけがで本調子ではなかった渡辺勇大選手の「余りもの同士」が急遽ペアを組むことになったとの事でした。
これが「わたがしペア」の誕生です。
渡辺勇大選手と東野有紗選手は1学年違いがあり、それまでほとんど話したこともない相手と突然ペアを組むこととなり、最初はかなり気まずかったことでしょう。
しかし試合をしてみると息ぴったりだったようで、様々なショットが武器の渡辺と、攻撃的な東野は快進撃を続けました。
この余りもの同士で出来上がった「わたがしペア」はこの大会で3位入賞と、将来を期待させる結果を残しました。
後に2人とも運命的なものを感じたと語っています。
「わたがしペア」の始まりは余りもの同士だったのに驚きましたね。
中高一貫の富岡高を卒業後に日本ユニシスに進んだ東野有紗選手は、自分の運命を信じて渡辺勇大選手を熱心に勧誘します。
一学年下だった渡辺勇大選手はこの東野有紗選手の熱意に答え、1年後の日本ユニシス入りを決め、「わたがしペア」の本格始動となりました。
「わたがしペア」のプロフィール
渡辺勇大選手
- 生年月日:1997年6月13日
- 出身:東京都杉並区
- 身長:167cm
- 左利き
- 所属:BIPROGY
東野有紗選手
- 生年月日:1996年8月1日
- 出身:北海道岩見沢市
- 身長:162cm
- 右利き
- 所属:BIPROGY
経歴
- 2012年:東野有紗選手とペアを結成
- 2018年:全英オープン優勝(日本人ペア初)
- 2019年:世界選手権銅メダル
- 2021年:東京オリンピック銅メダル
- 2022年:世界選手権銀メダル
2人並ぶと、後輩の渡辺勇大選手のほうがハキハキ受け答えしてて、東野有紗選手はシャイな感じなので、渡辺勇大選手のほうが先輩に見えますね。
でもプレーとなったら、また違うんですよね。
「わたがしペア」のまとめ
渡辺勇大選手と東野有紗選手。
10歳以上の歩みの中で築かれた深い信頼と友情は、コート上で抜群のコンビネーションを生み出します。
全英オープン優勝、世界選手権銀メダルなど輝かしい成績を収め、2024年パリ五輪金でメダル獲得へ。
綿菓子のように軽やかに、世界の頂点を目指す彼らの快進撃から目が離せません。
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