天才スイマー、と呼ばれている今井月(いまい・るな)選手。
パリオリンピック出場候補選手と呼ばれ、競泳女子の注目選手の一人として数えられています。
そんな今井選手について水泳以外のこと。生い立ち、家族。
またパリオリンピック出場について気になっている方もいるのではないでしょうか。
こちらの記事では、今井選手の生い立ち、家族、パリオリンピック出場について調べました。
今井月の生い立ちは?
今井月の幼少期
今井選手は岐阜県岐阜市の出身で、2000年8月15日に生まれました。
水泳を始めたのはお兄さんが水泳をしていたことがきっかけだそうです。
今井選手は2歳の頃から水泳を始めたいと思っていたそうですが、お兄さんが通っているスイミングスクールの加入条件が3歳以上でした。そのため、3歳の誕生日にスクールに入会し、水泳を始めました。
2歳の頃から水泳に興味を持っていたのは驚きですね!
幼稚園の年長には自由形、バタフライ、平泳ぎ、背泳ぎを習得しました。3年で競泳で必要な泳ぎ方をマスターできているのはかなり凄いですね! 水泳に対して幼い頃から熱心だったのがうかがえます。
小学校は岐阜市立七郷小学校に入学。入学後は大会にも出場するようになります。小学校2年生の頃には全国JOCジュニアオリンピックカップ水泳春季競技大会に50m平泳ぎで出場しました。
しかし、8歳の頃にお母さんを心室細動で亡くしてしまいます。お母さんが亡くなった後は今井選手のサポートをお父さんが担うことになりました。
今井月の学生時代
中学校は岐阜市立岐阜西中学校に進学します。
今井選手は中学1年生の時に日本選手権に初出場し、200m平泳ぎで3位に入賞しました。これは大きな話題を呼び、今井選手は競泳界で注目を浴びるようになりました。
しかし、翌年の日本選手権は5位。悔しい思いをしました。
キックスタイルを変更するなど試行錯誤をすることもありましたが、FINA競泳ワールドカップで200m個人メドレーの中学新記録を更新しました。苦労したこともありましたが、輝かしい記録も残していることが分かりますね。
高校は愛知県の豊川高校に進学。スポーツ選抜コースに所属していたので水泳に専念するために進学先を選んだと考えられます。
今井選手は高校1年生の頃に個人メドレーでリオデジャネイロオリンピックに出場しました。高校1年生ですよ。凄いですねぇ!!
決勝に進むことはできませんでしたが、高校生の時にオリンピックに出場できたのは凄いですね。
そして、大学は東洋大学に進学しました。大学進学後はスランプに陥り、東京オリンピックに出場することはできませんでした。
この時期は日本代表からは遠ざかり、かなり苦しい時期ではなかったのではないでしょうか。
しかし、今井選手は2021年から平泳ぎに転向。
2023年の日本選手権で自己ベストを更新し、日本代表のメンバーに選ばれたのです。
今井選手の復調のきっかけは練習環境の変化です。
今井選手は大学卒業後、バローホールディングス・東京ドームスポーツに所属しています。
練習場所の変化はコーチやチームメイトの変化などがあります。その所属先の環境が今井選手には合っているのではないかと思います。
これからも記録更新など様々な活躍を見せて欲しいですね。
今井月の家族は?
今井選手はお父さんの今井博美さんです。
飲食店で勤務していたそうですが、お母さんが亡くなった後は時間の融通が利く仕事に変え、今井選手のサポートに専念します。
現在は岐阜市で居酒屋「ぱくり屋」をオープンしています。一年半前に脱サラし、自宅を改装したのです。
お店のいたるところに今井選手の写真があるそうですよ。それはそうですよね!自慢の娘さんですから!
お母さんは今井リサさんです。フィリピン人で、38歳の若さで亡くなりました。
それでは、今井選手にご兄弟はいるのでしょうか。
今井選手にはお兄さんがいます。お名前は流星(ひかる)さんで、今井選手より2つ上です。
今井選手と同様、水泳をされています。
中学生の頃は平泳ぎ200mで全国優勝し、大学時代は早稲田大学水泳部の主将に就任しました。
早稲田大学水泳部といえば、松本信歩選手がパリオリンピックに内定しましたね! 水泳だけでなく、スポーツ全般において強豪大学として有名です。
その中で主将を務められていたということは、大学時代も大変優秀な成績を収めていると思われます。
現在水泳を続けられているか分かりませんが、今井選手同様水泳を続けているといいですね。
今井月パリオリンピック出場は?
今井選手はパリオリンピック出場選手になっているのか気になっている方もいるのではないでしょうか。
残念ながら、今井選手はパリオリンピック出場には至りませんでした。
パリオリンピックの出場には、派遣標準記録を切ること、かつ選考会で2位になることが条件です。しかし今井選手は3位に終わり、パリオリンピックの切符を掴むことができませんでした。
東京オリンピックはスランプで出場できなかったため、パリオリンピックに賭ける思いはかなり強かったと思われます。しかし、結果は報われず相当悔しいと感じているのではないでしょうか。
次のロサンゼルスオリンピックを目指して今井選手には頑張ってほしいですね。
まとめ
競泳の世界で個人メドレーで一度オリンピックに行き、今度は平泳ぎでパリオリンピックを目指していた今井選手。
凄いと思いませんか。一つの種目でオリンピックに出る記録を出せるだけでも難しいのに、今井選手は二つの種目でオリンピックまであともう少しというところまで行ったのです。
パリオリンピックに行くことしか考えていなかった今井選手。
今は辛い時間を過ごしていると思います。これだけやったからもういいとも考えるだろうし、かといって諦めていいのか。
これから先のこともいろいろ思い悩むと思います。
じっくり考え、次のステージに行ってほしいと思いますが、ファンとしてはもう一度オリンピックを目指してほしいと思ってしまいます。
頑張れっ!今井選手!!
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