バレーボール界を代表するミドルブロッカー・小野寺太志選手。
今回は小野寺太志選手の第二弾として、その強靭な体と卓越した技術はどこから生まれたのかを深掘りしてみたいと思います。
実は彼は中学まで野球少年だったことをご存知だったでしょうか。
野球からバレーボールへ、華麗な転身した意外な経歴を持つ小野寺太志選手の高校時代からの驚異的な成長の軌跡を追ってみたいと思います。
小野寺太志は中学まで野球少年!?
バレーボールコート上では、卓越した身体能力と技術で観客を魅了する小野寺太志選手。
そんな彼が中学時代は野球に打ち込んでいたということをご存じでしたでしょうか?
生まれつき恵まれた長身を生かし野球でも活躍していた小野寺太志選手ですが、バレーボール選手としての華々しい活躍の裏には意外な過去がありました。
野球少年の日常
中学時代、小野寺太志選手は野球部の主力選手として活躍していました。
小野寺太志選手の中学時代は、バレーボール選手だった両親のDNAのおかげか長身に恵まれ、それに加えて牛乳を飲む習慣も手伝い、身長だけでなく横にも大きくおデブちゃんだったとのこと。
両親は身体を絞るためにスポーツをやらせようと考えたそうです。
そうなれば両親ともにバレーボール選手であることからバレーに行くのかと思いきや、なんと野球部に入部。
なんでもお母さんは実業団でバレーボールをやっていた経験から、厳しい世界であることを知っていたのでバレーボールはやらせたくなかったみたいです。
確かに自分が経験した厳しい世界を、自分の子供には経験させたくはない気持ちは親としてもよくわかります。
結局友達にも誘われていたので野球部入り、野球にしたのは走るのが苦手でサッカーよりは走らないからだとか・・
このあたりが中学生の考えそうなことで非常に共感できます。。ww
ポジションは主に投手。
長身を生かした速球は対戦相手を圧倒し、チームの勝利に貢献するまで成長します。
野球を通して彼はチームワークの大切さや、目標に向かって努力することの重要性を学んできました。
バレーボールとの出会い
そんな小野寺太志選手がバレーボールと出会ったのは中学を卒業する直前でした。
野球部引退後に父親からバレーボールのJOC杯(全国都道府県対抗中学大会)で助っ人を頼まれコートに立ちました。
最初は戸惑いもあったが野球で速いボールへの恐怖心はなく、バレーボール特有のスピード感とチームプレーの面白さにすぐに魅了されていきました。
身長があるので高い打点から放たれるスパイクは、小野寺太志選手の潜在能力を引き出したのかもしれませんね。
バレーボールへの転身を決意
野球もバレーボールも両方楽しんでいた小野寺太志選手でしたが、最終的にはバレーボールに進むことを決意しました。
その理由はバレーボールのダイナミックなプレーに惹かれたこと、そして自分の長身を生かせるスポーツだと感じたからとのことでした。
バレーボールを始めて間もないにも関わらず、小野寺太志選手はすぐに頭角を現しました。
小野寺太志選手の高い身体能力と野球で培った運動神経は、バレーボールでも大きな武器となって行きます。
高校に入学後も彼はバレーボールに打ち込み、みるみるうちに成長を遂げていきました。
小野寺太志の高校からの凄すぎる経歴!
小野寺太志選手は東北高等学校に入学し、チームの主力として活躍。恵まれた体格と高い身体能力を生かし、スパイク、ブロックともに圧倒的な存在感を放ちます。
高校1年生からレギュラーに定着し春高バレーにも出場。
初戦からその高い身体能力と伸びしろを感じさせるプレーで注目を集めました。
特に長身を生かしたブロックは、相手チームにとって大きな脅威となったようです。
高校2年、3年とチームの中心選手として成長を続け、全国大会でも活躍。
その活躍は日本代表のスカウトの目に留まり、高校2年の時にはU18日本代表に選出されるなど、若くして日本代表の舞台を経験しました。
高校時代を通じて小野寺太志選手は常に高い目標を持ち、練習に励んでいました。
特に中学時代に培った運動能力を活かし、バレーボールの技術を急速に習得していったことは言うまでもありません。
また、チームメイトとの絆を深め、互いを高め合うことで、大きく成長することができた高校時代だったといえますね。
高校時代の活躍が現在の礎に
高校卒業後、小野寺太志選手は東海大学に進学します。
大学バレーでもその才能を発揮し、日本代表に選出されるなど、若くして日本代表候補として頭角を現しました。
卒業後はJTサンダーズ広島に入団し、Vリーグで活躍。
その後、サントリーサンバーズに移籍し、現在もチームの中心選手として活躍しています。
日本代表としても数々の国際大会に出場し、その高い身体能力と卓越したブロック技術で世界の強豪選手たちと渡り合ってきました。
中学時代に野球を経験していたという意外な過去を持ちながらも、バレーボール選手としてこれだけの活躍を見せる小野寺太志選手。
まだまだ若い小野寺太志選手、、
これからも華麗なる実績を積み上げていってほしいですね。
小野寺太志の主な経歴
小野寺太志選手の経歴をまとめてみました。
こうして文字に起こすと改めて驚異的な実績の持ち主であることがわかりますね。
時期 | 経歴 |
2014年6月 | 2020年東京オリンピックの強化指定選手である「Team CORE」のメンバーに選出 |
2015年4月 | 全日本メンバーに初招集 |
2017年9月 | ワールドリーグ崑山大会に出場し、シニア代表デビューを果た |
2017年12月 | V.LEAGUE DIVISION1のJTサンダーズ広島入部が内定 |
2018-19シーズン | JT()に正式に入部 日本代表として世界選手権に出場 1シーズン目のV1ではベスト6を受賞 |
2019-20シーズン | ワールドカップで日本代表の躍進に貢献 V1でも、スパイク賞、ブロック賞、ベスト6を受賞する活躍 |
2020-21シーズン | V1で3シーズン連続となるベスト6、2年連続となるブロック賞を受賞 |
2021年5月 | 親善試合である東京チャレンジ2021で日本代表の主将を務める |
2021年8月 | JTを退職し、9月1日よりプロ選手としてJTサンダーズ広島でプレーする |
2023年5月 | JTサンダーズ広島を退部 |
2023年6月 | サントリーサンバーズに入団 |
小野寺太志のプロフィール
生年月日:1996年2月27日
身長:202cm
体重:95kg
所属チーム:サントリーサンバーズ大阪
ポジション:ミドルブロッカー
出身:宮城県
出身校:東海大学
まとめ
中学時代は野球に打ち込んでいた小野寺太志選手。
高校からバレーボールを始め、その類まれなる才能を開花させました。
恵まれた体格と高い身体能力を活かし、わずか数年で日本代表の座を掴み、今や日本のバレーボール界を代表する選手の一人となりました。
野球からバレーボールへの転身という異例の経歴を持つ小野寺太志選手の活躍は、私たちに大きな感動と勇気を与えてくれます。
彼の今後の活躍に期待しましょう。
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